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過去最大規模のハンズオンイベント「kintone devCamp 2017」をレポート

WordPress、Cisco Spark、Azureとも連携、“つながるkintone”を体験

2017年08月25日 12時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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WordPressとkintoneを連携してデータを有効活用

 kintoneの魅力の1つは、APIで外部サービスと簡単に連携できること。H2O space たにぐちまこと氏によるセッション「WordPress × kintone API連携実践 ~CMSとの連携でデータの有効活用をしよう~」では、kintone APIの利用方法と、WordPressとの連携について解説された。

H2O space たにぐちまこと氏のセッション

 ハンズオンでは、まずWordPressで「お問い合わせフォーム」サイトを作成。作成したフォームにデータを入力、送信するとデータがkinoneに蓄積される仕組みを構築した。お問い合わせフォームに入力された内容をkintoneに蓄積すれば、データ分析やチーム内での情報共有がしやすくなる。

 もう1つ、kintoneに添付した画像を、WordPressで公開するシステムも構築。これにより、例えば不動産屋の物件情報サイトに掲載する大量の画像データをkintoneで管理できるようになる。

・セッション資料

Microsoft AzureやOffice 365とkintoneが連携

 日本マイクロソフトテクニカルエバンジェリストの松崎剛氏によるセッションでは、kintoneとマイクロソフトクラウドサービスとの連携をテーマに、ハンズオンとデモンストレーションが行われた。

日本マイクロソフトテクニカルエバンジェリストの松崎剛氏

 ハンズオンでは、kintoneの操作ログをAzureのデータレイクサービス「Azure Data Lake Store」に収集する仕組みを構築。ログデータがAzureに蓄積されると、Azureの機械学習サービスなどを使ったデータ分析・活用が容易になる。

 そのほか、Microsoft Flowを使ってノンコーディングでkintoneとOffice 365を連携するデモ、Azure Active Directoryで、kintoneとマイクロソフトSaaS(Office 365やDynamics 365など)にシングルサインオンの仕組みを構築するデモ、kintone上でSkype for Businessのチャット画面を開くデモなどが披露された。

・セッション資料

Cisco SparkとkintoneがBotで連携

 シスコシステムズが提供する「Cisco Spark」は、テキストメッセージ、ファイル共有・閲覧、ビデオ会議などの機能を備えたクラウドベースのコラボレーションサービスだ。Cisco Spark APIを使って、外部のアプリケーションやサービスとの連携を簡単に実装できる。

Cisco Sparkとkintoneの連携

 シスコシステムズ ディベロッパーサポートの大園通氏のセッション「Cisco Spark × kintoneで今すぐ作ってみよう!Botな世界」では、Botを介してCisco Sparkとkintoneが連携するコンセプトデモ(例:Cisco Sparkのメッセージに商品のQRコード画像を投稿するとkintone上の在庫管理データベースを検索する)などが紹介された。

・セッション資料

Monaca、CLOMO、kintoneの3製品が連携

 アシアルが開発・提供するHTML5モバイルアプリ開発ツール「Monaca」、アイキューブドシステムズのMDM(モバイルデバイス管理)ツール「CLOMO」。アシアル 生形可奈子氏とアイキューブドシステムズ 西園義行氏の2人によるセッションでは、Monacaでkintoneとデータ連携するモバイルアプリを開発し、それをCLOMOで配布する流れをハンズオンで体験した。

・セッション資料

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