(株)永谷園は9日、Inagora(株)が運営する中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆公主(ワンドウ)」で、「お茶漬けの素」「即席みそ汁」などの商品販売を開始したと発表した。
和食人気を受けて初の越境EC
永谷園の越境ECは今回が初で、「豌豆公主」では、和風即席商品を中心に6種類(17年7月10日現在)を出品。伝統的な日本食の人気の高まりを受け、和食を好む幅広い顧客層に対して商品展開を行う。
「豌豆公主」は、日本企業が海外進出を検討する際に課題となる「情報の越境」「物流の越境」「決済の越境」を解決する、ワンストップソリューション型のBtoBtoC越境ECプラットフォーム。日本企業と中国人ユーザー間の文化的ギャップを吸収するため、商品の翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応、他(多)チャンネル展開などの全工程を代行する。日本のメーカーは同社の日本国内倉庫に商品を配送するだけで、中国市場に進出することが可能となる。
永谷園は1953年創業。会社設立の前年から「お茶づけ海苔」を発売し、和風即席食品をはじめ数多くのインスタント食品を販売してきた。国内市場では数多くのトップシェア商品を保有している。