(株)ジャストシステムが9日発表した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(7月度)」(EC・Amazon関連の質問項目)によると、ネット通販利用者のうち「Amazonプライムの現会員」は38.5%、「元会員」は12.4%となり、「Amazonプライム会員」歴がある人はネット通販利用者の50.9%に上ることがわかった。
同調査はジャストシステムのネットリサーチサービス「Fastask」を利用したネット調査で、15~69歳の男女1100人が対象。調査期間は7月31~8月4日。
プライム会員の54.9%が「Primeマーク付き商品」優先
ネット通販利用者のプレミアム会員サービス(有料会員)利用状況では、現在利用している有料会員は、1位が「Amazonプライム会員」(33.5%)、2位が「ヤフー・プレミアム会員」(26.8%)、3位が「楽天・プレミアム会員」(20.1%)、4位が「ヨドバシ・プレミアム会員」(8.1%)となった。
「Amazonプライム会員」に関する質問では、ネット通販利用者の38.5%が「現在、Amazonプライム会員になっている」と回答し、「以前は会員だった」が12.4%、「会員になったことはない」が49.1%となり、「Amazonプライム会員」になったことがある人は50.9%に上った。
「Prime」マークの意識についての質問では、プライム会員の38.9%が「どちらかというとPrimeマーク付き商品を選ぶ」と回答し、「必ずPrimeマーク付き商品を選ぶ」が19.5%、「どちらともいえない」が15.8%となり、54.9%のプライム会員がPrimeマーク付き商品を優先的に購入していることがわかった。Primeマーク付き商品を選ぶ理由は、「送料が原則かからないから」が79.8%、「商品が早く届くから」が63.6%、「Amazonの物流センターから届くので安心」が58.9%、「日付指定がしやすいから」が45%、「購入商品が届くまで、追跡できるから」が37.2%だった。
今年の「Amazonプライムデー」(7月10日・11日に開催)に関する質問では、ネット通販を利用したことがない人を含めた全体の59.7%が「『Amazonプライムデー』を知っていた」と回答。「プライムデーで買い物をした人」は28%で、「プライムデーにアクセスしたが買い物はしなかった人」が30.5%、「アクセスもせず、買い物もしなかった人」は41.5%となった。
「Amazonプライムデー」の満足度は、「大変満足している」が47.3%、「どちらかというと満足している」が38.5%となり、85.8%がプライムデーに満足していることがわかった。
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