(株)ゴルフダイジェスト・オンラインが3日発表した2017年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、売上高が前年同期比4.5%増の96億4500万円、営業利益は同19.5%減の3億900万円、純利益は同29.6%減の1億6000万円と、増収減益となった。
第2四半期は、ゴルフに特化したサービスの強化、顧客との取引接点の拡大、データベースマーケティングの強化、モバイル端末向けサービスの拡充などに注力。6月から新会員制度を開始するなど、顧客に継続利用を促す仕組みを積極的に構築した。
その結果、中古ゴルフ用品の買取・販売サービスとゴルフ場予約サービスが堅調に推移。新品ゴルフ用品販売は6月に入り上向きの兆しが見られたが、出足の遅れにより売上高は4.5%増にとどまった。利益面では付加価値の高いサービスの提供に注力し、売上総利益率は前年から改善したが、グループの成長戦略の実現に不可欠な事業の強化・拡充やITインフラの強化などを進めたことにより、営業利益・経常利益・四半期純利益はともに減益となった。
同グループの報告セグメントは、「リテールビジネス」「ゴルフ場ビジネス」「メディアビジネス」の3事業に区分されていたが、第2四半期より単一セグメントに変更している。