(公社)日本通信販売協会(JADMA)が3日発表した会員企業131社を対象とした2017年6月度の通販企業総売上高は、前年同月比1.7%減の1098億8000万円となり、先月のプラスから1カ月でマイナスに転じた。
トラブル続出がマイナス要因か
商品別では、「文具・事務用品」「化粧品」「食料品(健康食品を除く)」がプラスで、他の商品はすべてマイナスとなった。商品別の伸び率では、「衣料品」が同4.4%減、「家庭用品」が同1.8%減、「雑貨」が同7.9%減、「健康食品」が同3.7%減、「通信教育・サービス」が同13.7%減だった。
「文具・事務用品」は同2.5%増、「化粧品」は同3.8%増、「食料品(健康食品を除く)」は5.1%増となった。6月度の1社あたりの平均受注件数は、8万1560件(回答104社)だった。
6月は、消費者庁が日本サプリメントに健康食品初となる課徴金納付命令を出したほか、スギ薬局が機能性表示食品の不適切広告により新聞に謝罪広告を掲載し、ZOZOTOWNやユナイテッドアローズのECサイトでシステム障害が起きるなど、トラブルが多く発生していた。