ルンバ下位機種がWi-Fi対応。エントリークラスの「690」シリーズ、スタンタードクラスの「890」シリーズが「iRobot HOMEアプリ」に対応し、スマートフォンから予約運転ができるようになった。実売税抜価格は4万9980円、6万9880円。8月24日発売。
Roomba 690シリーズ
実売価格 4万9980円
アイロボットジャパン合同会社
http://www.irobot-jp.com/roomba
iRobot HOMEアプリの機能は、
・スマホで掃除開始/停止
・掃除時間のタイマー予約
・掃除状況のプッシュ通知
・掃除履歴の確認(10回分)
・ごみ捨て時期の通知
・使い方確認(FAQ)
など。
今までWi-Fi対応していたのは上位製品「900」シリーズのみだった。アイロボットは全機種をWi-Fi対応させることでスマートホーム実現をめざすという。900シリーズはカメラを搭載して掃除する部屋のマップを作成できる。アプリでマップを見られるのは現状も900シリーズだけ。
アイロボットジャパン合同会社 代表執行役員 挽野 元(ひきの・はじめ)社長によればルンバの販売台数は世界累計1800万台、国内累計200万台、国内シェア61%。調査会社が2030年までに44兆円市場になるとみるスマートホーム市場で、IoT家電を開発しているメーカーとの結びつきを強めていきたいと考えているそうだ。
「ふつうに生活していて、手をわずらわされることなく、自動で好みにぴったり合った家を実現するのが、スマートホームのビジョンです」(アイロボット挽野社長)
日本はIoTやスマートホームの普及がまだこれから。先行する欧米諸国でルンバがほかの製品とどうやってつながっていくのか規格的にも興味がある。遠隔操作できることでセキュリティーも気になるところ。スマートホームのパイオニアとして失敗を恐れず道をひらいてほしい気持ちがある。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中。
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