(株)千趣会が27日発表した2017年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、売上高が前年同期比4.1%減の631億8600万円、12億4800万円の営業損失(前年同期は4億300万円の営業損失)、62億800万円の純損失(前年同期は1億6200万円の純利益)と、大幅な赤字となった。
通販事業の赤字が拡大
主力の通信販売事業の不振で減収となり、在庫処分によるバーゲンや処分売上の増加による売上原価率の上昇で、営業損失が拡大した。また、減損損失と繰延税金資金の取崩しで、純損失は62億800万円に落ち込んだ。
カタログとインターネットを中心とする通信販売事業は売上高が同6.4%減の521億4500万円、16億1000万円の営業損失(前年同期は2億8000万円の営業損失)となった。
ブライダル事業は、売上高が同10.1%増の82億100万円、営業利益が1億3100万円(前年同期は3億8400万円の営業損失)だった。保険・クレジットなどのサービス事業と保育事業を含めたその他の事業は、売上高が同25.2%増の5億6900万円、営業利益は700万円(前年同期は3700万円の営業損失)となった。
また、子会社の(株)ベルメゾンロジスコの株式の49%を9月1日に住商グローバル・ロジスティクス(株)に譲渡することを決定。株式譲渡により、同社は連結子会社から外れ、持分法適用会社となる。同社の譲渡が今後の連結業績に与える影響は、「軽微」としている。