(株)ジャストシステムが20日発表した「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」(6月度)によると、定額動画配信サービスの利用率1位は「Amazonプライム・ビデオ」(14.4%)で、前回調査(2015年10月)から1年8カ月で3倍以上伸長していることがわかった。
同調査はジャストシステムのネットリサーチサービス「Fastask」を利用したネット調査で、15~69歳の男女1100人が対象。調査期間は6月29~7月3日。
「Amazonプライム・ビデオ」が他を圧倒
現在利用している定額サービスは、1位が「Amazonプライム・ビデオ」(前回3位)で14.4%、2位が「GyaO!」(前回1位)で10.3%、3位が「ニコニコチャンネル」(前回2位)で8.5%となった。「Amazonプライム・ビデオ」は、前回調査の利用率4.1%から3倍以上伸長した。2位の「GyaO!」は前回から微減、3位の「ニコニコチャンネル」は微増だった。多くの定額動画サービスが1~2ポイント程度の微増に留まるなか、「Amazonプライム・ビデオ」は10.3ポイント増となり、他サービスとの利用率の差を大幅に広げた。
現在利用しているWEBサービスでは、「LINE」が66.1%、「Twitter」が39.4%、「Facebook」が38.9%、「Instagram」が28.2%、「Google+」が18.2%、「SNOW」が13.4%、「Mastodon(マストドン)」は2.8%だった。話題の新SNS「Mastodon」の認知度は、「エンジニア関連職」で32.3%と最も高かった。
ネットバンキングの質問では、利用するデバイスが「PCメイン」は36.7%、「スマートフォンがメイン」は16%だった。スマートフォンをメインに利用する人のうち、「アプリがメイン」は52.8%、「WEBがメイン」は22.7%、「両方の使用頻度が同じ」は20.5%となり、スマホでのネットバンキング利用者の半数は「アプリをメイン」にしていることがわかった。