あの国産SIMフリースマホが
前機種よりもさらに丈夫に、そして洗えるようになった
SIMフリースマホ市場で海外メーカーが席巻するなか、国内メーカーで孤軍奮闘ともいえる存在感を見せているのが富士通コネクテッドテクノロジーズの「arrows M」シリーズ。その最新モデル「arrows M04」が登場した。
arrows M04は5型(720×1280ドット)のIPS液晶を搭載し、CPUはSnapdragon 410(1.2GHz、クアッドコア)を採用。メモリーは2GB、内蔵ストレージは16GBで、いわゆるミドルレンジにあたるスペックとなっている。
最大の魅力はタフネスさ。米国軍用規格MIL-STD-810Gの23項目に準拠。前モデルで対応していた防水や防塵、耐衝撃、高温動作といった14項目に加え、熱衝撃や雨滴、氷結といった9項目に新たに準拠している。
これらタフネスさが向上した要因は、製品構造を見直して強化されていること。例えば、落下時の耐久性を向上するために本体内部の両側壁にステンレスフレームを装備。これによりに曲がりにくく、歪みにくいボディになっている。さらに内部のフロントホルダーの厚みをもたせることで全体の剛性がアップしている。
また、従来モデルにも採用されているが、4隅の角を落としたリジッドベゼルで、落下時の衝撃を分散させディスプレーのガラスへ伝わる衝撃を最小限に抑制している。
加えて、画面周辺のフレームがガラス面よりも0.3mm高くなっているデザインなので、落下時に直接画面が接触しにくくなっている。こういった設計により、万が一落としてしまっても、ディスプレーのガラスが割れるのを防いでくれているのだ。
本体背面は塗装面の上に耐傷性のあるウルトラタフガード層でコーティング。ケースなどをつけずに裸のまま使っていても傷が付きにくく、さらにサラサラとした手触りなのでしっかりとグリップできるので使いやすい。
これだけタフネスなスマートフォンなので、アウトドアでもガッチリ使いたいところ。そうなると気になるのが汚れへの対策だ。その点arrows M04はIPX5/8準拠の防水だけでなく、耐洗剤にも対応。泥や脂で汚れた手で操作したあとに、市販の泡タイプのハンドソープで丸洗い可能。いつまでもキレイで清潔に保つことができるのだ。
SIMスロットはシングルタイプで、LTEの対応バンドはBand 1/3/8/9/26。FDD-LTEのみでTDD-LTEに対応していないものの、ドコモ、au、ソフトバンクと3キャリアの回線が利用可能。どのMVNOサービスのSIMでも利用できるので安心だ。
arrows M04 | |
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メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ(株) |
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約71×144×8mm |
重量 | 約148g |
CPU | Snapdragon 410 1.2GHz (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 16GB |
外部メモリー | microSDXC (最大256GB) |
OS | Android 7.1 |
最大通信速度 | 下り最大150Mbps |
4G対応周波数 | 1/3/8/19/26 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n (2.4GHz/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素/イン:約500万画素 |
バッテリー容量 | 2580mAh |
FeliCa | ○ |
NFC | ○ |
VoLTE | ○(au/docomo) |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | × |
SIM形状 | nanoSIM |
「えっ、そんなところまで洗っちゃうの?」
だらしない編集部員も立派なジェントルマンに
arrows M04の特徴は、国内メーカー製の泡ハンドソープなどを使って丸洗いできること。実はこの機能、ちょっと清潔感というキーワードにはほど遠いアスキー編集部員にはピッタリ。
というのも、編集部はフリーダムでホワイトな環境のため、ポテトチップスなど脂分多めスナック菓子を食べながら仕事をしている編集者も多く、そのまま指も拭かずにスマホを操作することも……。
というわけで、そんな編集部員のスマートフォンは画面が脂で汚れて指紋がビッシリ。そんな状態でもarrows M04なら、洗面台に持って行ってキレイに汚れが落とせるのだ。
洗い方は、まず泡タイプのハンドソープを手に取ってしっかりと泡立てる。そのあとスマートフォンを手に取って、汚れを浮かせるように泡でこするように洗う。次に各面の泡がなくなるように水道の水で流せばオーケー。イヤホンジャックに水が入っても問題なし。
最後に乾いたタオルなどでしっかりと水気を拭き取れば丸洗い完了。脂でベタベタのスマホを使って、女子編集部員から嫌がられることもなくなるのだ!
詳しい洗い方と注意事項はこちら。