(株)セブン&アイホールディングスが6日発表した2018年2月期第1四半期(3~5月)決算は、売上高が前年同期比5.3%増の1兆4680億8600万円、営業利益が同3.3%増の841億4100万円、純利益が同22.1%減の336億2800万円となった。
ニッセンは業績回復の傾向に
スーパーストア事業や百貨店事業などが減少となったが、国内外のコンビニエンスストア事業などの増収が補った。国内コンビニ事業の増益などで営業利益と経常利益が過去最高の数値となったが、事業構造改革費用を含む特別損失を計上したことで、純利益は同22.1%減となった。
第1四半期からセグメントの区分が変更され、これまで「通信販売事業」だった(株)ニッセンホールディングスは、「専門店事業」に組み込まれた。専門店事業の売上高は、同1.4%減の1037億5900万円、営業利益は前年同期から33億8600万円増加した11億9700万円となった。
ニッセンホールディングスは、売上高が同9.6%減の240億5300万円、12億2100万円の営業損失(前年同期は29億9200万円の営業損失)だった。同社は決算期末日を2月末に変更したため、14カ月の決算となるが、業績が回復傾向にある。
「オムニ7」を通じたEC売上は、同10.2%増の250億3900万円となった。ECサイト別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同88.6%増の49億4200万円、「イトーヨーカドー」が同83.3%増の8億7100万円、「そごう・西武」が同36.3%増の4億9500万円、「セブンミール」が同2.5%増の62億3700万円、「ロフト」が同150.5%増の2億1300万円となった。
売上高が減少したのは2サイトで、「ネットスーパー」が同5.1%減の107億6100万円、「アカチャンホンポ」が同12%減の14億1200万円となった。
セブンプレミアムの売上高は、同7.3%増の2840億円で、アイテム数は前年同期に400点プラスした3800点となった。電子マネー「nanaco」のカード枚数は、前年同期から777万枚増加した5494枚となった。