(株)ネットプロテクションズは6日、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」を運営する(株)LIFULLから、空き家情報のデータ提供を受け、通信販売での不正注文の検知に活用する取り組みを開始すると発表した。
空室情報の活用で不正注文の高度化・多様化に対応
今回の取り組みは、後払い決済での不正注文の検知力向上を目的としたもの。ネットプロテクションズの提供する「NP後払い」の与信審査に「LIFULL HOME’S」に掲載されている空室情報を活用。空室住所からの注文など不審な取り引きを検知し、審査結果の総合判断に反映させる。同社では、昨年より効果検証を進めてきたが、効果が見込めるとの検証結果が出たため、本年度より本格的な利用を開始する運びとなった。
同社では、年々加速するECにおける不正注文の高度化・多様化といった社会問題に対応するため、リーディングカンパニーとの多様かつ緊密な提携が必要不可欠であると考えている。またLIFULLでも、テクノロジーによる不動産市場の透明化・活性化を掲げて、独自に保有するデータの利活用に取り組んできた。こうした背景もあり、両社は通販業界の健全性を保つための取り組みに共鳴。今回の情報連携を決定している。