ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が6月30日発表した「2017年5月度のインターネット詐欺リポート」によると、5月度にエアコン設置工事サービスの偽販売サイトという、新しいタイプの詐欺サイトが検知されたことがわかった。
同レポートは同社のセキュリティー対策ソフトウエア「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした5月度の詐欺リポート。
ネット詐欺総検知数は1.8%減
5月のインターネット詐欺総検知数は、前月比1.8%減の76万2259件。構成比は、「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が同5.22ポイント減の75.17%、「フィッシング詐欺サイト」が同5.51ポイント増の23.43%、「マルウエア感染サイト」が同0.01ポイント増の0.06%、「ボーガスウエア配布サイト」が同0.25ポイント減の1.07%、「ぜい弱性悪用サイト」が同0.05ポイント減の0.27%だった。
5月は、エアコン設置工事サービスの偽販売サイトという、新しいタイプの詐欺サイトを検知。家電量販店やECサイトなどでは、エアコンを購入する際、本体購入に併せて設置工事の申し込みを同時に行うことがあるが、今回は設置工事だけを専門に請け負う偽販売サイトが作られていた。季節的にエアコンの商戦期でもあり、知人からの譲り受けやオークションで安く本体のみを購入した人や、引越しなどで設置工事のみが必要な人をターゲットにしたものと考えられる。