ヤフー株式会社は2017年6月29日、ディレクトリ型検索サービス「Yahoo!カテゴリ」を2018年3月29日を持って終了することを明らかにした。
Yahoo!カテゴリは、Yahoo! JAPAN が日本でサービスを開始した1996年4月1日から提供してきたサービス。「エンターテイメント」や「ビジネスと経済」など話題毎にサイトを分類したカテゴリを辿ることで目的のサイトを探す検索サービス。
コンピュータープログラムでサイト情報を自動で収集し、検索キーワードに合致するウェブページを検索結果に表示する今日の Google や Bing (Microsoft) のようなサービスは当時、ロボット型検索サービスと呼ばれた。1990年代中頃はまだロボット型検索サービスの性能が十分でなく、また Yahoo! JAPAN が人気ポータルサイトだったこともあり同社のディレクトリ型検索サービスは人気を博した。Google の台頭によりロボット型検索サービスが主流となっていくなかでも、Yahoo! JAPAN は2000年前半まで検索結果の上部にカテゴリ検索の結果を、その下にロボット型検索の結果を表示していた。
しかし Google に代表されるインターネット検索技術の発展、ウェブサイトの数が爆発的に増加したことにより、次第に検索の主流はロボット型検索(アルゴリズム型)に移行していった。
本家の米Yahoo! でもディレクトリ型検索の需要が衰退したことに加え、同社の業績不振も重なり2009年移行順次、世界各国のYahoo!ディレクトリを閉鎖し、2014年には米国の Yahoo!カテゴリも閉鎖。ヤフーブランドで最後に残っていた Yahoo! JAPAN のカテゴリだが、来年3月末を持って20年以上の歴史に幕を閉じる。
世界のボランティが運営する Open Directory Project (DMOZ) も今年閉鎖している。
なお、有料のディレクトリ登録審査サービスである Yahoo!ビジネスエクスプレス は2017年7月31日に販売を終了する。
「Yahoo!カテゴリ」サービス終了について
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2017/06/29a/
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長いことお疲れ様でした。
1996年4月だと、私はNTT新着情報とか見ていた時期ですかね。
私は世界のドメイン情報を専門に扱うサイトや、アジア各国の検索エンジンシェアデータを紹介するサイトを Yahoo!カテゴリに掲載してもらって、こんなマニアックなものでも登録してくれるんだー(笑 という思い出があります。