月々の料金が安くなる「格安SIM」ですが、使い方は人それぞれ。最近ではフィーチャーフォンから移行して、スマホデビューが格安SIMでと考える人も増えているのだとか。
とはいえ、「格安SIM」の種類は非常に多く、よく言えば自分にあったプランやサービスを探せる反面、同じようなプランもあり選ぶのに迷うといった悩みがあります。
そこで、優先したい特徴を絞り込み、そのテーマの中で3つのお勧めSIMをご紹介。今回まとめるのは動画視聴やテザリングなど、「大容量のデータ使用量を必要とする人にオススメするSIM3種」です。
動画利用などの使い放題オプションを提供する「BIGLOBE SIM」
まず、最もお勧めしたいのが「BIGLOIBE SIM」です。仕事での利用を除けば、一般的にデータをより多く使ってしまうシチュエーション、それがネットの動画視聴です。
YouTubeやAbemaTVなどが流行するいま、空き時間に動画を見始めたらついつい長い時間見てしまったり、家のWi-Fiにつないでいたと思ったらつなぎ忘れていたりで、月末データ使用量不足で苦しんでいる方もいるのではないでしょうか。
BIGLOBE SIMは月3GB以上のプランを契約しているユーザーを対象に、「エンタメフリー・オプション」(音声契約の場合は月額+518円、データ契約の場合は月額+1058円)を提供しています。このオプションを申し込むと、対象となるサービスで利用したデータ通信量がカウントされなくなります。
対象サービスは2017年6月28日時点で、動画系ではYouTube、AbemaTVの2種類。音楽系ではGoogle Play Music、Apple Music、Spotify、AWA、radiko.jp、Amazon Musicの6種類。
動画はやや圧縮されるものの、スマホの画面ではほぼ気になるレベルのものではありません。なにより、データ量超過による通信制限を気にして視聴する必要がないのは非常にストレスフリーです。
意外と知られていない1日使い放題オプションがある「OCN モバイル ONE」
続いて、ご紹介したいのが1日単位で使えるデータ量が決まっている「日次コース」を提供するOCN モバイル ONE。日次コースは音声、データそれぞれで110MB/日、170MB/日の2種類が用意されています。
1ヵ月を30日と計算すると、1ヵ月でフルに利用できるデータ量はほかの月ごとのプランと大きくは変わりませんが、使いすぎてしまっても次の日になれば速度が戻っているというのは非常に安心感があります。
また、隠れた魅力は「容量追加オプション」です。一般的に月ごとのプランでは追加したいデータ容量を一定の単位で購入します。ですが、OCN モバイル ONEの日次コースでは、540円を支払うことで翌日午前0時まで制限なしの使い放題となります。
普段は会社でWi-Fiを使ってあまりモバイル回線で通信はしないけれど、ときどき出張があってテザリングなどをしなければならない、などの場合に柔軟に対応できるでしょう。
50GBプランを最安値で提供する「イオンモバイル」
力こそ正義、とにかく大容量のプランが欲しい場合は「イオンモバイル」がお勧め。月50GBのデータプランであれば1万1124円と、現状の最安値で提供されています。
ちなみに、使い切れなかった分は翌月に繰り越し可能。利用するデータ量は有効期限が近い容量から(=前月の残りから)使用していくので使わない月があっても安心です。
また、MNP転出時を除いて音声・データ契約ともにいつ解約しても違約金が発生しないので「実用的か、ひとまず試してみる」といったことも可能です。
表紙の女優・のんさんが目印の週刊アスキーで
ライトユーザー向けやおトクなポイントの貯まる格安SIMも紹介!
今回は「大容量のデータ使用量を必要とする人にオススメするSIM3種」をお届けしましたが、現在好評発売中の「週刊アスキー 夏の超お買物特大号」では特集「格安SIMのすべて」を掲載。
今回紹介したSIM以外にも「家族みんなで使いやすいSIM」「ポイントやマイルが貯まるSIM」「ライトユーザーにお勧めなSIM」もランキング形式で紹介しています。
iPhoneの最安運用術などもあわせて載っているので、全国の書店やコンビニ、ネット書店などでぜひぜひお買い求め下さいませ!
「週刊アスキー 夏の超お買物特大号」
■判型:A4変型判
■ISBN:978-4-04-892997-4
■発売:2017年6月23日
■定価:本体639円+税