AdobeRGB比100%、カラーキャリブレーション済みでの出荷ですぐ作業
性能デスクトップ級のクリエイター向け17.3型4Kノートでどこでも写真編集
パソコンや撮影機材、通信技術の進化、主たる出力先の変化などにより、写真は極端にいえば撮影してすぐに山の中から完成データを納品できるようになった。そのとき、要になるのは機材だけでなく、処理を担当するパソコンだ。モバイルノートのようにバックパックに入れて軽快にとはいかないまでも、どこでもデスクトップと変わらない環境を得られるのがマウスコンピューターのクリエイター向け「DAIV-NG7610」シリーズだ。
同シリーズで、もっとも価格を抑えた構成の「DAIV-NG7610E2-SH2」は、Core i5-7400、GeForce GTX 1080と、GPUアクセラレーション対応アプリケーションが増えている写真方面であれば十分な構成だが、メモリーが8GBと少ない。個人的には最低32GBはほしいところ。今回は、編集部にたまたまDAIV-NG7610E2-SH2があったので、外観をチェックしていく。なお、今度「DAIV-NG7610S1-SH5」をBTOカスタマイズで64GBメモリーにしたモデルが届く予定なので、そちらも検証していこうと思っている。
17.3型で持ち運びは限定的な4Kノート
DAIV-NG7610シリーズは共通の筐体を採用している。ディスプレーはノングレア17.3型(3840×2160ドット/IPS/LEDバックライト)、AdobeRGB比100%で、色が重要な写真、もしくはCGに応じるものを採用している。またデータシートも同梱されており、DAIV-NG7610シリーズに搭載されているパネルの素養確認はもちろんのこと、カラーキャリブレーション済みでの出荷になるため、即作業に組み込みたい場合にも都合がいい。
DAIV-NG7610E2-SH2は、ディスプレーが17.3型なので本体は巨大。およそ幅418×奥行き295.3×高さ41.5~45.5mmで、重量が約4.4kgとなっている。持ち運びするとなると状況は限られてくるが、Mini DisplayPort×2、HDMI 2.0を備えているため、ロケ先でのコアとしての設置だけでなく、オフィスにおいても使いどころを決めやすいといえるだろう。インターフェースについては、ノートパソコンとして考えると充実しており、以下の写真を参照してほしい。
DAIV-NG7610E2-SH2のキーボードはLEDバックライトを搭載しており、5段階の明るさ調整はもちろん、WASDキーのみプリントデザインが異なっていることからもわかるように、ゲーミング向けのチューニングが施されている。作業に使用するアプリケーションの場合、効率アップのためにショートカットキー操作が大半という人も多いと思うが、そういった場合入力はゲームと変わらないものになるので、入力応答性と確実性からするとベストな選択だといえる。
キーピッチは約19mm、キーストロークは約2mm。もちろん、深く押下しなくてもキー入力が実行されるため、スピーディーなショートカットワークに耐えてくれる。なおタッチパッドはごくごく普通な仕上がりで、指紋センサー付き。この点は別途マウスを用意する想定だろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | DAIV-NG7610E2-SH2 |
CPU | Core i5-7400(3.0GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1080(8GB GGDR5X) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2)、1TB HDD |
ディスプレー | 17.3型(3840×2160ドット/IPS/LEDバックライト) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth V4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子×4、Thunderbolt3端子、USB 3.1 Type-C端子、HDMI端子、Mini DisplayPort×2、ヘッドフォン出力端子、ラインイン端子、SDカードリーダー(UHS-Ⅱ対応) |
サイズ/重量 | およそ幅418×奥行295.3×45.5mm/約4.4kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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