楽天グループの(株)Fablicは22日、同社が運営するフリマアプリ「FRIL(フリル)」と(株)オークファンが運営するショッピング・オークション一括検索・比較サイト「aucfan.com(オークファン)」の連携を開始した。
「FRIL」出品者は販売手数料無料化で低価格出品
今回の連携では、「FRIL」に出品された商品の写真や落札相場などのデータを「aucfan」に提供。これにより「FRIL」に出品される商品情報が「aucfan」でも検索できるようになり、他のオークションサイトやショッピングサイトとの価格比較も可能になる。「aucfan」では、これまでに「ヤフオク!」「モバオク!」「sekaimon」からのデータ提供を受けており、ここにアプリダウンロード数850万(17年6月末現在)の「FRIL」が加わることで、比較できる商品数が増えるだけでなく、価格相場の把握も容易になる。
同社が今年3月に行った意識調査によると、16年10月に「FRIL」の販売手数料を無料にして以降、出品者の72.5%(n=5,417)が「他のフリマアプリより安く値付けをしている」ことが分かっている。また、購入者の71.1%(n=4,698)が「他のフリマアプリよりも安く購入できるようになった」と答えている。その一方で、「(1日数10万点の出品の中から)お得な価格の商品を見極めるのが難しい」といった声も上がっていた。