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【格安SIM特集】もう迷わない! 格安SIMの乗り換え法 第2回

自分の使い方に合わせてかしこく格安SIMを選ぶポイント

2017年06月23日 11時00分更新

文● 島徹 編集●ASCII編集部

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 前回の記事では「格安SIMとは何か」を解説したが、格安SIMが毎月の通信料金の安い携帯電話サービスとわかったところで、数ある格安SIMのうちどこと契約すればいいのだろうか。月額料金は1000円台からとほぼ横並びだが、格安SIM事業者によってはSNSの通信量が無料だったり、通話定額サービスが充実したところもある。目的別に格安SIMを選んでみよう。

料金プランで最重要のポイントをチェック

 格安SIMとひとくくりで言っても、通信量の繰り越し対応や契約期間、解約手数料などは提供会社によってまちまちだ。まずは、契約時に注目しておきたい項目について紹介する。

(チェックポイント1)■通信量繰り越しの有無■

 安く格安SIMを使いたい場合、通信量が3GB前後のプランを契約するユーザーも多いはず。この際、実際に使える通信量を左右するのが「通信量繰り越し」だ。当月に余った通信量を翌月に繰り越して利用できるので通信量をムダなく利用できる。

 もし通信量がなくなった場合、高速通信を利用するには追加チャージが必要だ。だが、追加チャージの通信量は割高なことが多い。通信量に余裕のないプラン選択をするなら、通信量繰り越しに対応した格安SIMを選ぶことで通信量不足にならないよう工夫しよう。

データ通信繰り越し対応SIMなら、余った通信量を翌月に回せる

 対応しているのは、OCN モバイル ONE、IIJmio、DMMモバイル、楽天モバイル、BIGLOBE SIM、mineo、LINEモバイル、イオンモバイル、FREETEL、NifMoなどだ。サブブランド系だとUQ mobileは対応しているがY!mobileは対応していないので注意。

(チェックポイント2)■解約手数料■

 多くの音声通話対応の格安SIMの場合、契約してから6ヵ月や12ヵ月など一定期間内に解約すると解約手数料を取られる。ただし、最初の6ヵ月か12ヵ月を過ぎると、解約やMNP(番号ポータビリティ)をしても解約手数料を取られることはない。

 解約手数料は各社によってまちまちだが、6000~9800円あたりが多い。また、最初の1月は1万2000円だが、毎月解約手数料が1000円ずつ安くなるものもある。いちど契約したら、すぐに他社へ移行すると余計な費用がかかるので注意しよう。

 変則的なパターンとしては、FREETELやmineo、イオンモバイルのように通常の解約は解約手数料をとらないが、12ヵ月以内に他社へMNPで移行した場合に限り解約手数料や高額のMNP転出手数料をとる場合もある。こちらは通常解約なら余計な費用はかからないので、短期間だけ使いたいときに活用しやすい。

音声通話対応の格安SIMの場合、ほとんどが短期解約に対して解約手数料をとっている。画面はIIJmioの場合だ。格安SIMによっては解約手数料の存在が案内が少なくわかりにくい場合もある

(チェックポイント3)■契約期間■

 Y!mobileやUQ mobileと契約する場合は、2年契約で途中解約に解約手数料がかかる場合がある。格安SIMだからといって、2年契約がまったくないわけではないので注意しよう。

Y!mobileやUQ mobileの最安料金は、2年契約と各種キャンペーン適用が条件となっている。契約13ヵ月目から月額料金が高くなる点も含めて注意したい

 また、楽天モバイルの「コミコミプラン」のように、スマホと格安SIMのセットに加えて通話定額を安く使えるなど特別なプランの場合、解約手数料のかかる期間が24ヵ月で支払額1万2960円と、実質2年契約に近いプランになっている場合もある。契約時には契約期間をよく確認しよう。

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