世の中に無数にあるBootstrapテーマはどれもレスポンシブで、どんなサイズのデバイスにも表示できます。その中でもモバイルファーストのサイトにより適しているテーマがあります。
私が気に入った「モバイルファーストサイトに特に適しているフリーのBootstrapテーマ」トップ10を紹介します。画像が重いBootstrapテーマは今でも通信代が高くなり、サイト訪問者の財布に負担がかかるので好みません。紹介するのは、シンプルで読みやすく、整理されたBootstrapテーマです。
1. Simple Sidebar :シンプルなサイドバーテーマ
小さな画面向けのシンプルでレスポンシブなオフキャンバスナビゲーションを探しているのなら、このサイドバーテーマがおすすめです。ほかのレスポンシブなテーマとは違い、Bootstrapかを問わず、スマホや画面の小さいデバイス用に設計されています。機能を追加できますが、ごちゃごちゃにしないように気をつけてください。シンプルさがこのテーマのいいところです。
2. Material Kit:マテリアルデザイン準拠のテーマキット
マテリアルデザインにこだわる人には、Material Kitがおすすめです。Googleが提唱するマテリアルデザイン原則に従い、60のオリジナルコンポーネント、2つの専用プラグイン、3つのサンプルページなどのキットがあります。無料版と有料版があります。
3. Nova:多目的サイト用のテンプレート
BootstrapテーマNovaは、多目的サイト用のテンプレートです。Bootstrap 2.3.xを使っているので新しくはありませんし、ほかのテーマほどシンプルではありませんが、大変万能なテーマなのでリストに入れました。主に会社やビジネス用サイトに適したページを16ページ以上提供しています。会社やビジネス以外の用途にも使えます。
4. Hyperspace:小規模企業に使いやすいテーマ
小さな会社や事務所、フリーランサーのサイトなら、Hyperspaceでしょう。画面の端に読みやすくて簡単なナビゲーション用のデザインを備え、残りの広いエリアをコンテンツ用に確保しています。テキスト、見出し、リスト、ボタン、表、フォーム、画像など、たくさんの要素があらかじめ定義済みです。
5. Freelancer:フリーランスのプロフィールサイトに便利なシングルページテーマ
主にフリーランサーのサイトをターゲットとしたテーマですが、小規模なビジネスサイトなどにも使えます。多くの機能を備えたシングルページサイト専用のテーマです。機能には、フラットアイコン、コンパイルされたCSS、ナビ項目のスクロールスパイ、専用のアウトライン表示のボタンスタイル、フォームラベルがフローティングするモバイル用の連絡先フォームなどがあります。連絡先フォームのページが編集できるPHPファイルも含まれています。
6. Housepress:グリッドレイアウトのWordPressテーマ
Bootstrapは、スタティックなHTML/CSSサイト用だけではなく、ダイナミックなサイトにも使えます。もっとも人気のあるコンテンツ管理システム用のフリーのBootstrapテーマもいくつか選びました。
WordPress用の無料Bootstrapテーマ、1番目はHousepressです。200+とインストール数は多くありませんが、スマホ用のBootstrapサイトにはおすすめのテーマです。3列のカラムで上部にメニューがあります。ブログや、小規模のマガジンサイトなどコンテンツが多いサイトに向いています。
7. Jstore:WooCommerce対応のECサイト用テーマ
Jstoreもそれほどインストール数が多くありませんが、気がついていない人が多いだけだと思います。WooCommerceプラグインを備えたWordPress用テーマです。WooCommerceプラグインを使ったオンラインストアを経営しているなら、一押しのテーマです。最小限の機能だけですが、商品の表示は秀逸です。オンラインストアは、商品の見せ方がもっとも重要ですよね?
8. ShpoIsle:ローカライズもしやすいEC用WordPressテーマ
ShopIsleは、WordPress用のシングルページBootstrapテーマで、私もお気に入りです。商品が中央に表示される最小限のレイアウトで読みやすいテーマです。独自機能にビデオリボンがあります。ローカライズが簡単なので、英語以外のサイトにもおすすめです。
9.Virtue:画像中心のサイトにおすすめのWordPressテーマ
画像をたくさん載せるWordPress用のBootstrapテーマなら、Virtueがおすすめです。Virtueはカスタマイズオプション(レイアウト、スライダー、フォントなど)がたくさんあります。ビジネスや個人用サイトだけでなく、WooCommerce対応なのでオンライストアにも使えます。Schema microdataを採用しているためSEOにも大変役に立ちます。インストール数の70,000+からみても、Virtueは大変人気のあるテーマです。
10. Zerif Lite:WordPress用シングルページテーマ
シンプルで最小限のWordPremes用テーマZerif Liteです。「Webエージェント、デジタルスタジオ、会社、製品ショーケース、個人や会社のポートフォリオ」にもっとも適した無料のシングルページ用Bootstrapテーマです。サポートしているWordPressプラグインにWooCommerceがあるので、オンラインストアにも使えます。翻訳も容易で、SEOにも簡単に対応できます。
最後に
紹介したBootstrapテーマはモバイルデバイス向けに作られているとはいえ、動作を保証するものではありません。対象のデバイスで必ず確認してください。現在発売されているすべての端末で試すことはできませんが、少なくともメジャーなタイプ、ブランド、機種で確認することをおすすめします。
(原文:Top 10 Free Bootstrap Themes For Mobile)
[翻訳:関 宏也/編集:Livit]