夢の街創造委員会(株)の出前総研が14日発表した「最新の出前トレンド調査」は、1位「ヘルシー食」、2位「焼肉」、3位「丼物」の順位となった。
焼き肉・丼物も急増
同調査は、宅配ポータルサイト「出前館」のジャンル別オーダー数などを調べたもの。16年5月と17年5月のオーダー数を比較し、伸び率や単価をまとめた。
トレンド調査では、昨年に続き「ヘルシー食」が前年比438.8%で1位にランクイン。2位は「焼肉」で同181%となり、前年の16位から2位へと急上昇した。中には上タン弁当(4000円)や牛カルビ重(3800円)などの高級弁当を売れ筋商品とした店もあり、接待や会食でのニーズが高まっている様子がうかがえる。
3位は「丼物」で同173%。前年の6位から3位にランクアップした。3月に同社が行った「丼物に関する調査」でも明らかになったように、店内で食べるのではなく持ち帰って“ひとりで”食べるのがトレンドになっている。また、今月1日から大手外食チェーンの「吉野家」がデリバリーを始めたことから、今後丼物の出前注文がさらに伸びることも予想されている。
またこれからの季節に需要を迎える「うなぎ」については、昨年比142.8%で8位にランクイン。紐を引くことで加温・加熱が開始される加熱機能付き容器の採用が注文数を押し上げたと考えられる。