(株)Labitは12日、(株)ディスカヴァー・トゥエンティワンと連携し、本のフリマアプリ「ブクマ!」で新刊本の販売を開始した。
ユーザーは中古本の売上金で新刊を購入する傾向も
「ブクマ!」は、ISBNコードを読み取るだけで、中古本をフリーマーケットに出品できるアプリ。データベースを持つ特化型フリマアプリとしてスマートフォンユーザーに利用されてきた。今回、ディスカヴァー・トゥエンティワンとの連携により、新刊の販売を開始。今後、版元・取次業者と連携した「新刊本」最大約80万タイトルの取り扱いを予定している。
「ブクマ!」における売買に関するデータ分析によると、ユーザーは中古本を数冊販売した売上金で新品の本を買う傾向があった。そこで同社では新刊の取り扱いを検討。今年3月に新刊販売の実証実験の第一弾として、渋谷・道玄坂の書店「BOOK LAB TOKYO」の店頭在庫約5000冊の販売を実施した。さらに5月15日には、Youtube・ニコニコ生放送の番組「ホリエモンチャンネル」とのコラボで堀江貴文氏の直筆サイン本を販売し、完売するといった成果を得た。
同社では、今回のディスカヴァー・トゥエンティワンとの連携を、CtoCフリマアプリ内におけるEC化実証実験の第三弾と位置づけ、EC市場とリユース文化の拡大で消費行動が多様となったスマートフォンユーザーのニーズに応えたいとしている。