総務省が6日発表した2017年4月の「家計消費状況調査」によると、1世帯(二人以上)の4月のネットショッピング支出額は、前年同月比21.1%増の9566円となった。ネットショッピング利用世帯の割合は同6ポイント増の32.9%となり、先月からは減少したものの、昨年の12月から5カ月連続で30%台を維持した。
「家電」以外の全項目がプラス、「出前」は87%増
ネットショッピング利用1世帯の支出額は、同0.8%減の2万9119円だった。項目別の支出額は、トップが「旅行関係費」で2135円、2位は「食料」で1439円、3位が「衣類・履物」で1008円だった。
増減率では、トップが「チケット」(同67%増)で、2位が「家具」(同38%増)、3位が「デジタルコンテンツ」(同29.8%増)で、4位が「食料」(同28.7%増)、5位が「保健・医療」(同27%増)となった。「化粧品」は同9.1%増だった。マイナスとなったのは、「家電」(同8.6%減)のみだった。
小項目では、「食料」に含まれる「出前」が同87.3%増、「旅行関係費(宿泊・運賃・パック旅行費)」のうち「インターネット以外の決済(ネットでは予約のみ)」が69.5%増、「デジタルコンテンツ」の「電子書籍」が同40%増と、大幅に増加した。「保健・医療」のうち「健康食品」は同28.7%増、「医薬品」は同15.2%減となった。