マンハッタン・アソシエイツ(株)が1日発表した「実店舗およびオンラインショッピングに対する意識調査」によると、82%の消費者が「送料無料」を希望していることがわかった。
同調査は、18歳以上の一般消費者2000人以上を対象にしたインターネットによるアンケート調査。調査期間は3月1日・2日の2日間。消費者がオンラインショップと実店舗をどのように使い分けているかなどについて調査した。
店舗はショールーミング化の傾向に
配送料の支払いについての質問では、79%が「配送料に何らかの抵抗を感じていることがある」と回答。また、オンラインショップなどの通販の配送で望んでいることについて複数回答を求めたところ、「店舗以外の住所への無料配送」(27%)、「注文翌日店舗への無料配送」(21%)、「注文翌日店舗以外の住所への無料配送」(23%)が上位に入った。何らかの方法で「無料配送」を希望する回答は、合計で82%となり、多くの消費者が無料配送を求めていることがわかった。
オンラインショップではなく実店舗で買い物をする理由については、「実店舗で買う前に見たり、触れたり、試したりしたい」「すぐに商品が手に入るから」との回答が最も多く、それぞれ23%。次いで「オンラインショップで買う前に見たり、触れたり、試したりしたい」が21%だった。このことから、消費者は実店舗を購買前のショールーム的な存在として見ていることが分かった。さらに実店舗で欲しい物が無かった場合では、「帰ってからオンラインショップで注文する」(27%)、「店員に近隣店舗の在庫状況を調べてもらう」(26%)が上位を占めている。