ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が5月31日発表した「2017年4月度のインターネット詐欺リポート」によると、4月はゴールデンウィーク、こどもの日、母の日などの5月イベントをターゲットにした詐欺サイトが多発していたことがわかった。
同レポートは、同社のBBソフトサービス「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした詐欺リポート。
フィッシング詐欺サイトが増加
4月は、ゴールデンウィークなど5月のイベントをターゲットにした詐欺サイトが多数発見され、偽販売サイトが増加。今年は連休が長かったこともあり、キャンプ用品や釣り具などレジャーグッズに関するさまざまな偽販売サイトも見受けられた。
これらのサイトでは商品を購入しても届かない、メールアドレスやパスワード、クレジットカード番号などの個人情報が盗まれる、成りすましにより不正に商品が購入されるなどの危険性があるとして、同社では注意を呼び掛けている。
4月のネット詐欺総検知数は77万6502件で、前月と比べて3.5%減少した。種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが80.39% (前月比1.77ポイント減)、フィッシング詐欺サイトが17.92%(同2.02ポイント増)、マルウエア感染サイト0.05%(同0.52ポイント減)、ボーガスウエア配布サイトが1.32%(同0.27ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが0.32%(増減無し)だった。