日本郵便(株)は29日、加古川東郵便局(兵庫県加古川市)の配達員(38歳)が、郵便物212通を配達せずに空き家の郵便ポストに隠していたとして、郵便法違反容疑で加古川警察署に逮捕されたと発表した。
同配達員は時給制契約社員で、2016年12月9日から17年5月22日頃まで、合計212通の郵便物を空き家の郵便ポストに隠していた。同社員は「翌日以降に配達するつもりだった」と話しているという。
同局によると、「その日に配達できなかった郵便物を隠すため、持ち帰らずに空き屋のポストに入れていたのでは」と話している。同配達員は、2009年に入社し、8年以上勤務するベテランだった。
配達されていなかった郵便物については、差出人・受取人に謝罪する対応を取っている。同社は「今後このような事件が発生しないよう、管内全社員に対する指導を徹底する」としている。