日本百貨店協会が23日発表した「2017年4月 全国百貨店売上高概況」によると、ネット通販を含めた全国百貨店の4月の売上高は、前年同月比0.7%増の4527億円となり、14カ月ぶりにプラスとなった。
化粧品・雑貨・食料品が好調
4月は入店客数の伸びが売上に反映され、花見需要やプレミアムフライデー、ゴールデンウィーク前半の観光・帰省需要もあり、食品や旅行用品が好調だった。
国内市場は0.2%減とほぼ前年並みとなり、インバウンド売上は同22.9%増と5カ月連続でプラスとなった。
商品別では、衣料品が同1.2%減でとなったものの、前月の伸び率から3.4ポイント改善し、復調の兆しが見えた。化粧品が同15%増と、25カ月連続でプラスとなった。化粧品の伸長と輸入時計などの高額商材がプラスになったことで、雑貨は同7.2%増と、5カ月連続でプラスとなった。食料品も同0.4%増と14カ月ぶりのプラスとなった。