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ドイツのオーディオショウ「HIGH END」にて展示

UHD BD時代のリファレンスプレーヤー OPPO「UDP-205」

2017年05月22日 20時35分更新

文● 天野透/ASCII

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 ドイツ・ミュンヘンで5月21日(現地時間)まで開催されたオーディオショウ「HIGH END」で、OPPO DigitalはUHD-BDに対応するユニバーサルプレーヤーの上位モデル「UDP-205」を展示した。米国での価格は1299ドル。

 発売済みの「UDP-203」の上位機で、「リファレンスクオリティー」をうたうプレーヤー。UHD BD、Blu-ray 3D、Blu-ray、DVD、DVDオーディオ、SACD、CDなど、12cmメディアのほとんどに対応する。

 ビデオデコーダーは長年パートナーシップを組んでいるMediaTekと共同開発した、カスタムメイドのクアッドコアSoCデコーダー。HEVC、H.264、VP9 4K、Hi10Pのデコードをサポートする。HDRは標準でHDR10フォーマットをサポート。ファームウェアのアップデートで、ドルビービジョンの対応も予定しているという。カラースペースは最大で4K 60pのネイティブ4:4:4に対応。

 サラウンドフォーマットはDolby TrueHD、DTS-HD Master Audioサラウンドに加え、イマーシブサラウンドのドルビーAtmos、DTS:Xのビットストリームを再生できる。

 DACにはESS「Sabre Pro」シリーズのフラッグシップモデル「ES9038PRO」を2基使用。ダイナミックレンジは140dBで、アナログ音声は7.1チャンネルサラウンドのほか、RCAとXLRの専用ステレオ出力を備える。2ポートのHDMIには高精度クロックとジッターリダクション回路を搭載。アシンクロナスのUSB DACはPCM 768kHz、DSD 22.5MHzの音源に対応する。HDMI入力の音声対応は7.1chのPCM 192kHzまたは5.1chのDSD 5.6Mhzまでで、同軸/光デジタル入力は2chのPCM192kHzまで。

 コンポーネントはアルミのフロントパネルと金属シャーシで、構造は新たに安定性と振動除去能力を向上させたダブルレイヤーシャーシになっている。電源はデジタル回路とアナログ回路を分離。アナログオーディオ部は大型トロイダル変圧器によるリニア電源で給電する。

 また、USBストレージをサポートし、ネットワーク上のDLNAサーバーやSMB共有コンテンツへのアクセスもできる。

 米国モデルのサイズは幅430×奥行き311×高さ123mmで、重量は10kg。

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