楽天(株)はこのほど、今年で10周年を迎える高校生向けECビジネス実践授業「楽天IT学校」の2017年度の授業を開始した。
モバイル端末の対応法をカリキュラムに追加
「楽天IT学校」は、同社が「楽天市場」出店企業や「楽天トラベル」登録施設の運営企業、全国の高校と協働し、高校生を対象にECビジネスに関する授業を行うもの。楽天のCSR活動の一環として、08年から毎年実施している。授業では地域を担う次世代の人材育成を目的に、カリキュラムの策定や教材の作成、講師の派遣、授業の運営までを一貫して行っている。
2017年度は全国55校で授業を行い、「楽天市場」版授業に24社、「楽天トラベル」版授業に30社の地元企業が参画。講師は楽天と各企業から派遣する。授業は18年2月までの期間で8回。今年度は新たにモバイル端末での対応方法をカリキュラムに組み込んでいる。
カリキュラムの後半では、高校生が企画した販売ページや宿泊プランを協力店舗・施設のネットショップ上に掲載して一般ユーザーに販売するほか、授業の集大成として、各高校選出の代表チームによるプレゼン大会「楽天IT学校甲子園」を開催する。