米マカフィーは5月9日(米国時間)、サムスンとの協業を拡大し、世界中のサムスン製スマートテレビ、PC、Galaxy S8シリーズの各製品にセキュリティーソフトウェアをプリインストールして提供すると発表した。
同社が実施したアンケート調査によれば、44%近くのユーザーが個人の銀行口座など金融関連情報を盗難されないか不安に感じており、また、38%はアカウント情報などの個人情報の盗難に不安を感じているという。
コンシューマ ビジネス グループ担当エグゼクティブ バイス プレジデントであるジョン・ジアマッテオ氏は 「現代では、家庭内のすべてのインターネット接続デバイスを保護することが不可欠になっています。これは、家庭内のデバイスが1台でも攻撃されれば、ホーム ネットワーク全体を危険にさらすことになるからです。そして、これを実現するためのセキュリティーレベルの確保は大変だと思うかもしれませんが、マカフィーなら簡単に実現することができます。サムスンのようなパートナーと協力し、スマートテレビ、PC、携帯電話などのデバイスに、世界標準のセキュリティーをあらかじめ組み込むことで、ユーザーはデバイスを購入してすぐに保護することができるようになります」と述べた。
2017年以降に生産されるすべてのサムスンPCには「McAfee LiveSafe」がプレインストールされる。ユーザーは、60日間の無料トライアルを利用でき、トライアル期間終了後も特別価格で継続可能。
テレビ向けのアンチマルウェア テクノロジーである「McAfee Security for TV」は現在、アメリカと韓国のサムスン製スマートテレビに標準搭載されている。そのほかの国や地域向けには、2017年前半に提供を開始する予定。
アンチマルウェア テクノロジーの「McAfee VirusScan」は、2017年4月からサムスン製Galaxy S8にプリインストールした状態で出荷されている。サムスン製Galaxy S7/S7 edge/S6/S6 edgeならびにGalaxy Note 5でも利用可能。