弐瓶勉原作のSFアクション漫画「BLAME!」の劇場アニメが、2017年5月20日より2週間、全国で公開される。その公開前に5月14日から6月15日の期間限定で、全国のVIVE正規取扱販売店にてVRで作品世界を体験できる「BLAME!VR」が体験できる。
劇場アニメ『BLAME!(ブラム)』本予告②
VIVE正規取扱販売店でのVR体験は、VIVEデモ予約サイトより無料体験の予約が可能だ。
では、どんな作品に仕上がっているのか、秋葉原にある「パソコン工房 秋葉原イイヤマストア」に伺って、実際にコンテンツを体験させてもらった。
「BLAME!VR」は、4~5分ほどの1プレイで「BLAME!」の世界観を体験できる劇場アニメのPV的な作品に仕上がっている。プレイヤーは主人公「霧亥」となり、作品を象徴する兵器「重力子放射線射出装置」を手に持っている。しかし、プレイ開始時は、「重力子放射線射出装置」の充電が無く、撃つことができない。
壊れかけの未来都市は薄暗く、雰囲気は抜群。移動は自動的に行なわれる。足を動かさずに移動すると、酔いを覚えることが多いが、歩みはゆっくりのため、特に酔うことはないだろう。ある程度進むと、高所から落下。やや驚きを覚えるのも束の間、唐突に「重力子放射線射出装置」の表示が充電した状態に変わる。この際、敵が襲って来るのに、引き金を引くことができるかが肝要だ。
トリガーを引くのが遅れても「重力子放射線射出装置」は自動的に発射されるが、肩透かしを喰らったような気分に。感覚的には、目の端で充電の表示が緑色になったら、反射的に引き金を引くくらいの感覚だと、任意で「重力子放射線射出装置」が撃てる。このギリギリで放つ感覚は、本当の物語の主人公になったかのような緊張感が得られて快感だ。といっても、初見だとかなり厳しい。私も初見で、“イケた”と思ったものの引き金を引いても反応がなく、結局自動発射と相成った。(ええ、2回やりましたとも……)
VR体験が終了すると、劇場版「BLAME!」のPVが2Dで流れる。すでにYouTubeにもアップされているが、デモを体験した後だと、グッと惹きつけられるモノを感じるだろう。短い時間ではあるが、「BLAME!VR」では映画の世界をリアルに体験できる。映画を見る前に、その世界観を体感したい人や、映画を見た後に、作品の主人公気分を味わいたい人にオススメ。気になる人は、VIVEデモ予約サイトから予約し、「BLAME!VR」を実際に体験しよう。期間限定なので、お早めに!