(株)ADDIXが運営するマーケティング情報メディア「BWRITE(ブライト)」が12日発表した「ECについての意識調査【ファッション編】」によると、ECサイトでファッションアイテムを購入する際に最も参考にするのは、着用イメージの写真だということが分かった。
商品が似合うかの判断材料となる情報がポイントに
同調査は、(株)ジャストシステムの「Fastask」を利用したWEBアンケートで、対象は20~40代の女性各100人・合計300人。調査期間は2016年12月。
同調査によると、ECサイト・アプリでファッションアイテムを購入する際、すべての年代で着用イメージの写真を「最も参考にする」と回答。その理由については、「よく見たい」「失敗したくない」という答えが目立ったほか、「実際に見たり触ったりできない分、たくさん画像を見て多くの情報を得たい」「着こなし方なども参考にする」などの意見もあった。
また、参考にする画像の枚数については、どの年代も過半数が「すべて」と回答。特に20代は60%と最も高く、次いで30代54.4%、40代51.4%の順となった。その理由については、「失敗が最小限に食い止められると思った」「色や角度によって雰囲気が変わる」「画像に商品説明が組み込まれていることがある」などがあった。
ECサイトで購入時に参考する項目の2位は「商品レビューのコメント」、3位は「商品レビューの満足度表」、4位が「コーディネート」となった。
同調査では、多くの女性が着てみたらイメージと違うといった失敗を避けるため、購入前に商品の画像をくまなくチェックしていることがわかった。また、ECサイト・アプリでの購入時に「着用イメージの写真」を最も重視し、次いで「レビュー関連の情報」を重視していることから、ファッションEC・アプリには、商品が購入者に似合うかどうかの判断材料となる情報が求められることがわかった。