総務省が12日発表した2017年3月の「家計消費状況調査」によると、1世帯(二人以上)の3月のネットショッピング支出額は、前年同月比32.1%増の1万1137円となった。ネットショッピング利用世帯の割合は同6ポイント増の33.4%で、過去最高を更新した。
「医薬品」以外の全項目でプラスに
ネットショッピング利用1世帯の支出額は、同8.5%増の3万3382円だった。項目別の支出額は、トップが「旅行関係費」で2997円、2位は「食料」で1586円、3位が「衣類・履物」で989円だった。
増減率は、トップが「音楽・映像ソフト、パソコン用ソフト、ゲームソフト」(同55.7%増)で、2位が「旅行関係費」(同48.4%増)、3位が「食料」(同42.1%増)で、4位が「保険」(同39.2%増)、5位が「デジタルコンテンツ」(同34.5%増)となった。「化粧品」は同14.5%増だった。
小項目では、「食料」に含まれる「出前」が同88.5%増、「デジタルコンテンツ」の「ダウンロード版の音楽・映像、アプリなど」が同47.6%増と、大幅に増加した。「保健・医療」のうち「健康食品」は同30.4%増、「医薬品」は同15.2%減となった。「医薬品」は唯一の減少した品目となった。