コクヨ(株)が24日発表した2017年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高が前年同期比1.3%減の898億7700万円、営業利益が同0.1%増の92億1900万円、純利益が同24.3%増の80億3000万円となった。
「カウコレプレミアム」の拡充が奏功
オフィス家具販売の売上が減少した影響で全体の売上も減少した。売上総利益率は0.9ポイント増の36.7%となったものの、人件費や販促費の増加で営業利益は前年並みだった。繰延税金資産の回収の可能性を見直したことなどで、純利益は拡大した。
通販・小売関連事業は、売上高が同3.3%増の308億500万円、営業利益が同19.6%増の12億8300万円となった。通販事業の「カウネット」は、「仕事がはかどる通販」としての成長を目指し、顧客ニーズにこだわった高付加価値商品「カウコレプレミアム」を拡充した。「カウネット」と小売事業の「アクタス」ともに増収増益となった。