(株)スタートトゥデイは19日、2017年3月期連結の業績予想を上方修正した。売上高は前回予測比10.5%増の763億円、営業利益は同18.3%増の262億円、純利益は同11.4%増の170億円を見込んだ。
アラタナの業績不振による株式評価損を特損計上
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などの商品取扱高を拡大させる施策が奏功したことで、商品取扱高は計画の1950億円を上回る2120億円と見込んだ。純利益に関しては、21億8500万円の特別損失を計上したが、それを差し引いても予測値を上回る結果となった。1株あたりの純利益は、前回予想が48円97銭だったが、54円55銭に拡大した。
特別損失は、連結子会社でEC支援事業を展開する(株)アラタナの業績が計画を下回り、アラタナの株式評価損を連結決算で14億8300万円の特別損失として計上。また、同社が保有する投資有価証券の実質価額が下落したことで、投資有価証券評価損として7億200万円を特別損失として計上した。