(株)ミック経済研究所が17日発表したECネット決済代行サービス市場の調査結果によると、2016年度のネット決済代行サービスの市場規模は、2029億円となった。
同調査は、国内のECサービスにネット決済代行サービスを提供する事業者の売上・市場の動向を調査したもの。
2021年は4288億円に拡大と予測
EC市場が順調に成長していることを受け、ネット決済代行サービス市場規模は、2016年度で2029億円、2017年度で前年度比118.6%の2406億円に拡大する見込み。物販だけでなく、サービス分野でのオンライン決済などが広がり、セキュリティ対策の強化とともに市場そのものがさらに成長するとした。
また、2017年度から2021年度までは平均成長率16.1%増で推移し、2021年度には4288億円の市場規模になると予測。EC市場では、価格圧力とセキュリティ投資の増加で競争が厳しくなる中、今後も国内のEC市場は順調に成長するとした。ネット決済代行サービス市場も、競合との差別化に成功した企業が勝ち残る市場環境に変わりつつ、高成長が続くと予想している。