(株)ファーストリテイリングが13日発表した第2四半期(2016年9月~17年2月)連結決算は、売上高が前年同期比0.6%増の1兆175億800万円、営業利益が同31.5%増の1306億5700万円、四半期利益は同106.7%増の972億3300万円となった。
受け取りサービスを強化へ
為替レートが期初に比べて円安になったことから、外貨建資産などが増加し、金融損益に為替差益154億円を計上したことから、大幅な増益となった。セグメント別では、ユニクロ事業が国内・海外ともに増収増益となった。
ECを含む既存店舗の売上高は同0.1%増となった。国内ユニクロ直営店舗は791店舗(2月末)と、前年同期から14店舗減少した。16年11月開催の「ユニクロ感謝祭」が好調で、ヒートテック、カシミヤセーター、ブロックテックなどの冬物のコア商品が好調で、2月の春物商品の立ち上がりも順調だった。
ECの売上高は、同11.7%増の282億円で、売上構成比は6.2%となった。コンビニエンスストアやユニクロ店舗での受け取りサービスを充実させ、さらなる拡大を目指す。