ソフトバンク・ペイメント・サービス(株)(SBPS)は13日、かっこ(株)と提携し、ビッグデータ解析で詐欺などを検知する「不正検知サービス」を、SBPSのオンライン決済ASPを利用する事業者に向けて5月から無償提供すると発表した。
不正検知サービス・保証サービスをセットで提供
不正検知サービスは、かっこの「Fraud Finder(フロードファインダー)」をベースに、SBPS専用にカスタマイズしたもので、今回は不正検知サービスと保証サービスをセットにして提供する。
不正検知サービスは、注文情報を入力すれば、かっこのビッグデータと連動した不正審査をリアルタイムに行うサービスで、OK・保留・NGの審査結果が表示される。保留・NGの場合は、その理由も表示されるため、事業者は出荷の可否をスムーズに判断できる。月30件まで無料となる。
保証サービスは、不正検知サービスで審査結果が通ったにもかかわらず、チャージバック(不正使用が理由でカード会社が売上を取り消すこと)が発生した場合、年間10万円までを負担するサービス。SBPSの決済サービスを導入することで、クレジットカード情報の非保持化から多面的、重層的な不正対策をトータルで行うことができ、不正利用のリスクや対応費用、業務負担などが軽減できる。