アスクル(株)は5日、2017年5月期第3四半期決算に、物流センター「ASKUL Logi PARK首都圏」の火災に伴う損害額101億4500万円を特別損失として計上した。また、業績予測と配当予測も修正した。
101億円を特損計上・業績予測は売上高130億円減
特別損失の内訳は、工場の原状回復費などが68億1900万円、固定資産やたな卸資産の減失損が32億8600万円、その他関連費用が3900万円となった。また、特別損失計上額は、現時点の概算額で、今後変動することもある。保険金の受取額は未確定であり、特別損失には計上していない。保険の限度額は、火災保険(建物・設備など)が25億円、運送保険(製造物、商品など)が21億1100万円で、受取額は最大で46億1100万円となっている。
「アスクル決算資料から」
業績予測は、売上高が前回発表比3.7%減の130億円のマイナス、営業利益と経常利益が同15.8%減の15億円のマイナスとなった。保険の受取額や火災による損失額が未確定のため、純利益は未定とした。
配当予測は、前回予測で期末配当が18円、年間配当が36円としていたが、どちらも未定とした。