国内の鶏⾁⾷の中で1%の地鶏を全国の居酒屋で提供している塚⽥農場(エー・ピーカンパニー)は4月1日、鶏の気持ちがわかるアプリ「TORI Lingual」の開発に成功した。
今年で10周年を迎える塚⽥農場は年間90万⽻の地鶏を⽣産する。今回、⾃撮り好きな年間50万⽻の地鶏を扱うグループ会社の地頭鶏ランド⽇南の近藤克明⽒と協同で、最新の⼈⼯知能(AI)を活⽤した鶏の気持ちがわかるアプリ「TORI Lingual」の開発に成功。構想10年、研究開発に10兆円をかけた渾身作だ。
スマートフォンで「TORI Lingual」アプリを起動し、カメラ機能を使って地鶏を撮影すると、最新の顔認証システムや最新技術である3次元認証アルゴリズムを駆使して鶏の表情を認識。さらに最新声帯認証システムにより、鳴き声の⼩さな変化に反応して鶏の気持ちを汲みとることができるという。
具体的には、「コケー」から読み取れる成体反応をPlutchik(プルチック)の感情の輪である8つの基本感情と2点の組み合わせから成る8つの感情反応から分析。「おいしく⾷べて」「⼤切に育てられたよ」「⾶べない⿃は⾷べる⿃」「脂が乗るのは90⽇齢から」などのさまざまな⽇本語に変換。
⼀般のスーパーなどで流通しているブロイラー種の言語に加え、1%の出荷量の貴重な地鶏の⾔語に対応するマルチリンガル仕様となっている。宮崎弁の「みやざき地頭鶏語」、⿅児島弁の「⿊さつま鶏語」などもサポートする。
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