モバイルVR向けサービスを提供するワンダーリーグは、Oculus Storeにて公開されているGear VR用のアプリを全て調査し、集計したデータを発表した。
Gear VRとは、VR体験ができるヘッドマウントディスプレーだ。「Oculus Rift」のOculus社は、スマートフォンの「Galaxy」シリーズを提供しているSamsungと共同開発したものである。
結果からみると、最も多いアプリのカテゴリーは「ゲーム」で36.0%、「ギャラリー」が24.6%、「アプリ」が18.4%となった。側面にあるタッチパッドコントローラーで操作することから、独立したコントローラーを持つDaydreamよりもゲーム比率は低い結果となった。
ゲームカテゴリーで最も多いカテゴリーは「シューティング」で22.1%、「アクション」20.6%、「パズル」の17.6%だった。VRゲームカテゴリーとして人気の高い「シューティング」がGear VRでも上位となる結果だった。
マネタイズの種類としては、無料アプリ51.6%、有料アプリの比率は48.4%、従量課金は0%だった。スマホアプリのマネタイズとして主流である従量課金は、IDやパスワードの都度入力の手間が必要であり、モバイルVRには不向きであることから採用されていない。優良なタイトルは有料で配信される傾向にある。
有料の最も多い価格帯は290円で32.8%、490円が21.5%、190円で12.8%に290円と190円の価格帯でほぼ半分を占めるなど、低価格アプリが多い印象となった。
ゲームアプリに絞って有料の多い価格帯をみると、290円が31.8%、490円で24.2%、990円で12.7%となり、今後は優良タイトルの増加が想定され990円などの高額比率が高まるものと想定されている。
今回集計したエクセルデータはワンダーリーグのホームページから問い合わせることで入手できる。
調査作業について
最終更新日 :2017年3月13日
調査方法 :Oculus Store Apps
(Galaxy S6、S6 Edge、S7、S7 Edge アクセス可能)
利用可能端末:Galaxy S6、S6 Edge、S7、S7 Edge
該当アプリ数:566