千葉市は23日、千葉市内の区役所など公共施設6カ所に、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を設置すると発表した。区役所への宅配便ロッカーの設置は、国内初となる。
設置個所は、千葉県千葉市内にある「美浜区役所」「緑区区役所」「高洲コニュニティーセンター」と、千葉都市モノレールの「作草部駅」「みつわ台駅」「都賀駅」の合計6カ所。利用開始日は、4月5日を予定している(高洲コニュニティーセンターを除く)。利用料は無料。
千葉市では、通販市場の拡大に伴い再配達が増加していることから、公共施設に宅配便ロッカーを設置し、多様化するライフスタイルに対応。市民の利便性を向上させつつ、二酸化炭素排出量の抑制など、環境負荷の低減を図る。千葉市は再配達が多い地域であることから、ヤマト運輸から千葉市に宅配便ロッカーの設置を提案。今回の区役所での設置に至った。設置後は、利用状況やデータ検証、WEBアンケートなどを実施し、行政サービスとしての宅配便ロッカー活用を検討する。
「PUDOステーション」は、ヤマト運輸(株)と仏・ネオポストシッピング社が共同出資したパックシティジャパン(株)が運営するオープン型宅配便ロッカー。オープン型のため、契約をすればすべての宅配事業が共同で利用することができる。