これまでの展示体験会の600人を越える体験者の声からアップグレード
迫力ある野球体験! AOI Pro.「VR Dream Match Baseball」サービス版の提供を開始
2017年03月22日 16時19分更新
AOI Pro.は、2016年9月に発表した「VR Dream Match Baseball」をAOI Pro.オリジナルバージョンとして改良し、サービス版の提供を開始すると発表した。
「VR Dream Match Baseball」は、野球選手の投球を再現することでリアルな野球体験を可能にしたVRコンテンツ。サービス版では、これまで国内外の展示体験会で600人を越える体験者から得た声をもとにプログラムとデバイスをアップデートした。
「グラフィックの精度」「投手のリアルなモーション」「物理演算を組み入れた投球軌道と回転」を重視して、AOI Pro.のグループ会社、デジタル・ガーデンがプログラムを再構築。球種も15種類に増え、スプリットフィンガードファストボールやホップ、200キロのストレートなども体験できるようになった。
投球軌道については、スポーツでのデータ取得・分析サービスなどを提供しているデータスタジアムの監修を受けている。
さらに、体験を効果的にするため、ミットとバットの感触フィードバックをバイブレーションから衝撃に変更し、「衝撃搭載ミット&バット」を開発。これには、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科Embodied Media Projectのハプティクス(力や振動、動きを与えることで皮膚感覚フィードバックを得る技術)研究成果を活用しているほか、同研究科の南澤孝太准教授の協力を得ている。
衝撃搭載ミット&バットは展示体験会モデルで使用するとのことだ。
サービス版は、大きく4つのモデルに分化して、顧客のニーズに合ったカスタマイズを加えて提供・リース・販売をする。
1つは、選手強化への協力モデル。2つ目は、展示体験会モデル。3つ目は、イベントやアミューズメント施設などへのリースモデル。最後は、オンラインゲームプラットフォームでのネットカフェ配信モデルだ。
コンテンツのネーミングライツの販売や、VRの広告(スタジアムの看板、バックスクリーン動画など)での協賛メニューも整備していく予定。