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新生活こそセキュリティーを見直すチャンスだ

2017年03月24日 09時00分更新

文● せきゅラボ

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 日本政府は3月1〜2日、ASEAN加盟国との間で、サイバー犯罪対策を共同で実施するための対話「第2回日・ASEANサイバー犯罪対策対話」をマレーシアのクアラルンプールで開催した。

 ASEANサイバー犯罪対策対話は、2013年12月のASEAN特別首脳会議における合意に基づき、2014年5月にシンガポールにおいて初めて開催された。

 ASEAN諸国とともにサイバー犯罪防止条約(ブダペスト条約)の重要性を確認し、サイバー犯罪対策や情勢に関する情報交換の促進、国際捜査共助に係る協力強化、サイバー犯罪対策にかかる能力構築支援、日・ASEAN統合基金を用いた具体的活動の方向性などについて議論されるものだ。

 国際的にサイバー犯罪の対策を進めているのは、それだけ脅威が増えているからでもある。2016年にはランサムウェアが猛威を振るい、個人のみならず企業や医療機関、地下鉄などのインフラにまで影響を与える事例もあった。また、年々リリースされ続けているIoTデバイスも、それが社会に浸透すればするほど、悪意をもった攻撃の対象になりやすくなるはずだ。

 もちろん、個人でできることも少なくない。むしろ、誰もが当たり前のようにスマートフォンを使っている今だからこそ、一人一人がしっかりしたリテラシーを持つ必要がある。おりしも、そろそろ新生活シーズン。新しい環境で毎日をスタートするという人もいるだろう。これを機に、セキュリティーをもう一度見直したいところだ。

 今回はMcAfee Blogから「モバイルセキュリティに関する2017年の重要な抱負」を紹介しよう。

個人でできるセキュリティー、いま一度確認して1年を安全に過ごそう

 1月は嫌われ者です。空気は冷たく日が短いので、瞬く間に日が沈む憂鬱な月です。しかし、新年の抱負を実現しようと、前向きな気持ちになれる月でもあります。よくある抱負には、食生活を改善する、運動量を増やす、飲酒を控えるなどがありますが、これらは自己管理に分類されます。新年の抱負にふさわしい、もうひとつの(見落とされることの多い)自己管理は、プライバシーを保護する(英文)ことです。

 考えてみてください。私たちはいまや、モバイルデバイスで生活を管理しています。オンラインショッピング、恋人候補との電話、照明の点灯や暖房の制御まで、ほとんどすべてをハンドヘルドデバイスで操作しています。そのため、デバイスを紛失したり、他人にすべての個人情報にアクセスされたりしたら、多くのリスクが待ち受けています。端末や情報を取り戻すために大金を支払ったり、盗まれた端末を交換するために料金を支払うことになります。しかし、デバイスの保護と安全の維持に関する知識があれば、簡単な方法で効果的に情報盗難の悩みから解放されます。簡単な指針に従えば、モバイルデバイスを安全な状態で手元に置いておくことができ、安心して新しい年のスタートを切ることができます。それでは、モバイルデバイスを安全に使用するために、2017年の抱負として選択すべき事項をご紹介しましょう。

  • モバイルデバイスは常に手元に置きます。
    周囲に人がいるときは、たとえ数分でも携帯電話から目を離さないでください。これは携帯電話の安全を維持するのに最も簡単でわかりやすい方法ですが、トイレや酒場に携帯電話を置き忘れた経験は誰にでもあります。モバイルデバイスがどこにあるのかを常に把握しておくことは、安全を維持する上で最も重要です。

  • パスワードを使用します。
    iPhoneのパスワードを一度も変更したことがなければ、まだ4つの番号のパスコード(多くの場合、1234または0000に設定)が有効であるかもしれません。新しいiPhoneでは、6桁のパスコード、または一連の文字の入力を求められます。これは、パスワードの推測をむずかしくするためです。自分の携帯電話が他の携帯電話に紛れ込んでしまった場合に備えて、より長く安全なパスコードを作成しておけば(英文)、誰かの手に渡って使用される前に時間稼ぎができます。

  • 暗号化が重要です。
    WhatsApp(英文)、Viber、Telegramなどのメッセージングサービスを利用してメッセージや画像などのファイルを送信する場合、共有するデータは暗号化されます。それによって、モバイルデバイスで送受信するすべてのデータにリモートアクセスできるハッカーからデバイス上のデータを効果的に保護できます。友人との会話は隠す必要がないと思われるかもしれませんが、ハッカーは共有したすべてのデータからより多くの情報を導き出します。

  • リモートワイプを実行します。
    永久に戻ってこない場合に備えて、携帯電話にリモートワイプ(英文)を設定します。残念ながらすべてのデータが失われますが、データよりも個人情報を保護する方が重要です。

  • バックアップを必ず作成します。
    モバイルデバイスをリモートワイプしたときにデータが完全に失われないよう、ハードドライブ、クラウド、またはその両方に常に情報のバックアップを保存(英文)します。コンピュータでiTunesアカウントを使用する場合でも、Androidで電話転送アプリを使用する場合でも、あるいは、クラウドに接続する場合でも、日常的にデータのバックアップを作成しておけば、個人情報を安全に保存できます。

  • 最新の状態を維持します。
    ハッカーはユーザーを利用するために、常にモバイルデバイスのオペレーティングシステムの新しいセキュリティホールを探しています。それに対して、OSの開発者は最新バージョンのOSを大急ぎで修正します。そのため、携帯電話を最新のオペレーティングシステムに更新すれば、はるかに安全になります。

  • 公共のWiFiは絶対に使用しないでください。
    これは、何度繰り返しお伝えしても足りないほど重要です。冬場、モバイルデバイスで暖かいコートを買うときに、公共のWi-Fiを利用すれば通信料を簡単に節約できますが、保護されていないWi-Fiに接続すると長期的にはさらに多くの費用がかかる可能性があります。ショッピングモール(英文)やさまざまな交通機関、場合によっては都市ぐるみで(英文)、ネットワークに簡単にアクセスできるように公共のWi-Fiを提供しています。しかし、ユーザーが簡単に接続できるなら、ハッカーも簡単にハッキングできます。そうなれば、デバイスに大きな被害をもたらします。

  • マルウェア対策を適用します。
    前述の抱負をすべて考慮したら、もう一歩進んで携帯電話にマルウェア対策ソフトウェアをインストールします。誤って未知のファイルをダウンロードしてウイルスに感染したら、それまでの労力がすべて水の泡です。McAfee Mobile Securityがあれば、安心してデバイスにファイルを保存できます。

 これで、今年の抱負は決まりです。あとは、より安全に、より安心して1年を過ごせるように、これらの簡単な指針を守ることに集中するだけです。携帯電話がハッキングされたり、個人のセキュリティが侵害された可能性がある場合は、クレジットカードに不審な支払いがないか確認して、McAfee Mobile Securityをアップルデバイス(英文)またはAndroidデバイスにダウンロードしてください。

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※本ページの内容は 2017年1月10日更新のMcAfee Blogの抄訳です。
原文: The Most Important Mobile Security Resolutions for 2017
著者: Lianne Caetano(Sr. Director of Global Consumer Product Marketing at Intel Security)

【製品情報】
McAfee Mobile Security

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