総務省が10日発表した2017年1月の「家計消費状況調査」によると、1世帯(二人以上)の1月のネットショッピング支出額は、前年同月比33.3%増の1万534円となった。利用世帯は16年12月に続き30%以上を維持した。
ネットショッピング利用世帯の割合は、同5ポイント増の31.4%。ネットショッピング利用1世帯の支出額は、同11.9%増の3万3544円となった。
項目別の支出額は、トップが「旅行関係費」で2150円(同40.6%増)、2位は「食料」で1777円(同44%増)、3位が「衣類・履物」で1263円(同49.1%増)だった。
増減率では、「音楽・映像ソフト、パソコン用ソフト、ゲームソフト」(同3.4%減)を省き、全項目でプラスとなった。トップが「衣類・履物」(同49.1%増)で、2位が「チケット」(同48%増)で、3位が「食料」(同44%増)となった。「化粧品」は同20.9%増、「健康食品」は同31.8%増だった。
1月はスーパーなどの食料品店舗が休業するため、ネット通販で食品を購入する人が増加したとみられる。また、通販各社のセールや福袋などのイベントで冬物のアパレル商品のネット通販利用が拡大したことで、「衣類・履物」が好調だったとみられる。