今年で5回目となるクラウドの祭典「JAWS DAYS 2017」の開催がいよいよ今週末に近づいてきた。あらゆる面で昨年よりもパワーアップしたJAWS DAYS 2017の見所と歩き方を、今年もしっかりガイドしていきたいと思う。
最新技術や活用例を知るならやっぱりJAWS DAYS
JAWS DAYSはAWSのユーザーコミュニティ「JAWS-UG」が年に1度開催している大型イベントで、今年で3月11日(土)にTOC五反田メッセで行なわれる。登録者数は3月1日の時点で1300人を超えており、今年も大いに盛り上がること必至だ。
技術者向けだったJAWS DAYSも一昨年くらいから大きく様変わりしており、非エンジニアやAWSをまだ使っていないユーザーも十分楽しめる内容となっている。もちろん、AWSをディープに使いこなすエンジニア向けのコンテンツも数多く用意されており、コンテナやサーバーレス、DevOps、FinTech、AI、データ分析、セキュリティなどをテーマにしたセッションが目白押しだ。セッション内容を見る限り、地方勉強会で人気だったセッションもお目見えするようなので、興味の赴くままにセッションクロールを楽しんでもらいたい。
とはいえ、トラックも8つに枝分かれしており、人気セッションは立ち見になることも多いため、回り方をきちんと決めておくことがJAWS DAYSを楽しむための秘訣と言える。以下、参加者の属性にあわせ、オオタニが個人的にオススメするセッションを見ていこう。
まずSIerや情シス向けには、クラウド導入の現場の葛藤がが垣間見える以下のセッションがオススメだ。
- エンタープライズ企業におけるAWS公式採用への挑戦~レガシーを微笑みにかえて~(Eトラック 10:10~)
- 自分と組織を「クラウド対応」にするための実践的な方法を考える(Cトラック 10:10~)
- 本当の敵は社内にいる!? ~攻める情シスが吠える座談会~(Aトラック 11:10~)
- 武闘派CIO 3人が、ホンネで語るITの現実(Aトラック 15:00~)
- 社内でAWS育成講座を運営したよもやま話(Eトラック 16:00~)
毎年のことだが、JAWS DAYSのセッションには本音がある。特に情シスやSIer向けのセッションは、ベンダーのイベントでは聞けない生の声が聞けるので、ぜひ足を運んでいただきたい。
海外グループも参加!非エンジニアの回り方
技術という切り口だけではない、エンジニア女性の生き方やパラレルキャリア、プログラミング教育、災害×ITなどをテーマにしたエモいセッションもある。エンジニア以外も楽しめる内容なので、非エンジニアの方々は、こちらもぜひチェックしてもらいたい。
- コミュニティで拓く、パラレルキャリアへの道(Aトラック 13:00~)
- この世界のあちこちのわたしへ ~Woman in tech~(Bトラック 13:00~)
- 6年前のその時、クラウドで何ができたのか ~JAWSとタイガーチーム~(Aトラック 14:00~)
- 子ども向けプログラミング道場を運営してみたお話し~CoderDojo長岡京と、時々、EC2~(Eトラック 15:00~)
- 東日本大震災を経験した私達が後世に残す物資支援の仕組み「必要な人に必要な支援を必要な分だけ」(Bトラック 16:00~)
また、2016年のさまざまな活動が実り、Dトラックでは海外のユーザーグループが貴重なセッションを披露する。通訳付きなので、安心してセッションを楽しめる。普段聞けない海外のエンジニアのセッションを堪能するいい機会だ。
- Greetings from AWS User Group Taiwan(Dトラック 11:10~)
- Chat bots with Amazon Lex(Dトラック 13:00~)
- ソウルリージョンを通じたマルチリージョンアーキテクチャの高可用性を構成する(Dトラック 15:00~)
- Raspberry Piを利用した顔の表情分析と感情を認識するシステム構築(Dトラック 15:00~)
初心者向けのコンテンツはHトラックで用意されており、ワークショップやセッションの形で体系的にAWSを学ぶことができる。また、単にセッションを聞くだけではなく、とにかく触ってみたい人は、FトラックのIoTハンズオン、GトラックのAlexaハンズオンに申し込むとよいだろう。
セッション自体は17時頃には終了するが、17時10分から同会場で行なわれる懇親会&LT大会は絶対に参加したい。今回のテーマである「LinkUp!」に込められたさまざまな出会いが懇親会&LT大会では待っているはずだ。では、3月11日は五反田でお会いしましょう!あっ、会場は新宿じゃなくて、五反田だから、間違えないようにね!