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100MHz帯域幅に対応し、高いビームを形成できる「フルデジタル制御」を採用

NEC、LTE比15倍の通信速度「5G」向け小型軽量超多素子AASを開発

2017年02月27日 17時29分更新

文● 田沢/ASCII

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 NECは2月27日、高速大容量通信を実現する第5世代移動通信方式「5G」向けに開発した小型軽量超多素子AAS(Active Antenna System)を発表した。

 100MHz帯域幅への対応に加え、複数のアンテナを活用してデータを送受信するMIMO方式において精度の高いビームを形成できる「フルデジタル制御」を採用している。これらの機能と空間多重技術を組み合わせることで、端末が偏在していたり移動していたりする環境でも、高い周波数利用効率を実現し、従来のLTEと比較してセルあたり15倍以上のスループットを達成可能だという。

 無線周波数(RF:Radio Frequency)回路とデジタル回路の集積化や高密度プリント配線基板を採用し、アンテナ素子と無線処理部を一体化させた。これにより、26×34cmで重量6kgの実用レベルの小型軽量サイズを実現した。

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