東京スカイツリー傍にある商業施設「東京ソラマチ」の3F 12番地の特設会場では、2月20日(月)から4月14日(金)の間、バンダイナムコエンターテインメント Project i Canによる期間限定イベント『ドラえもんVR「どこでもドア」』が開催されている。
本イベントは「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」の公開を記念した特別企画。コンテンツを開発したのは、昨年10月までお台場で期間限定公開していたVR施設「VR ZONE Project i Can」で話題となった、バンダイナムコエンターテインメントのVRエンタメ集団「Project i Can」だ。
ブースは「ドラえもん」のメインキャラクター・のび太の部屋を再現した壁紙で囲われている。誰もが知っている未来道具「どこでもドア」は、サイズの公式設定がなかったため、安全性などを考慮した形にしたとのこと。高さは2メートルより高いくらいだったか、近くでみると迫力満点。くぐるときに足が引っかからないように、本来あるはずの下枠をなくし、通りやすく安全面を考慮したとのこと。
VRヘッドマウントディスプレー(VRHMD)はVIVEを採用。動作させるPCは、動き回ることを考慮してか、MSIのバックパックPC「VR One」を使用していた。VR Oneは公式の仕様で重量2.4キロ。2.4キロと聞くと重いように思えるが、背負ってしまうとかなり軽く感じる。
一方、VIVEの前面にはモーションコントローラー「Leap Motion」が取り付けられていて、VIVEを被ると自分の手の動きが半透明で表示される。この手はドラえもんのキャラクターのように、やや丸みを帯びていて、ドラえもんの世界観に迷い込んだような錯覚を覚える仕掛けとなっている。
VIVEを被ると、バーチャルなのび太の部屋が目の前に広がる。自分が大人であるからなのか、想像していたよりも狭く感じたが、設定上は6畳一間なのだが、そのサイズにしたらVRだととても狭く感じたため、少し大きく設定したとのこと。そのうえで、よく見る子供の部屋(のび太の部屋)だと感じられたところが素晴らしい。
そして、お待ちかね「どこでもドア」を開けてみることに。
トビラを開けて南極に降り立つと、送風機からの風で、実際に南極にいったかのような錯覚を少し覚える。(実際はとてつもなく寒いのだろうが)
南極の次はトビラを開けると、今度は走る電車の上に。トンネルをくぐると、速さと圧迫感などをリアルに感じ、迫力満点。やや床が振動するので、没入感はかなり高い。
本イベントはまだ開催しているが、予約は予約開始したらすぐに埋まってしまい、残念ながら現在は予約ができないとのこと。しかし、同社は地方でのVR体験イベントも含め、動員数は多いため、今後もイベント開催に意欲的だ。
絶対体験したい!と思った人は、同社のHPやTwitterをチェックして、次の機会を逃さないようにしてみたはどうだろう。