前編は3月18日、後編は4月22日より全国ロードショー
3月のライオンは“魂を削った作品”神木 隆之介さんら豪華キャストが集結した完成披露試写会
2017年02月23日 07時00分更新
羽海野チカ氏のベストセラーコミックで、連載10周年を迎える「3月のライオン」がついに実写化される。メガホンを取るのは、「るろうに剣心」シリーズを手掛けた大友 啓史監督。主人公の桐山 零を神木 隆之介さんが演じるほか、豪華キャストが集結した注目の作品だ。前編後編の2部構成で、前編は3月18日、後編は4月22日より全国ロードショーとなる。
2月22日に、完成披露試写会が開催され、大友監督、神木さん、有村 架純さん、倉科 カナさん、染谷 将太さん、清原 果耶さん、佐々木 蔵之介さん、豊川 悦司さん、前田 吟さん、中村 倫也さん、奥野 瑛太さん、新津 ちせさんが登壇した。
神木さんは「皆さんに作品を観ていただけるのは今日が初めてなので、すごく緊張していたんですけど、自信を持ってお届けできる作品になっていると思うので、ゆっくり観ていただきたいと思います」、有村さんは「原作ファンの方は私が香子を演じることを驚かれたと思うのですが、私自身も皆さんに届くまではすごく不安でいっぱいです。でも、作品自体本当に素晴らしい作品ですし、不安もあるんですけど、皆さんに観ていただきたい気持ちでいっぱいです」と挨拶した。
大友監督は「毎度ですけれども、皆さんに作品をお届けできるのは無上の喜びです。ここに立っている皆さん以外にもキャストがいて、僕以外にもたくさんのスタッフがいて、一同含めて胸を張って皆さんにおみせできる作品になっていると思います。楽しんでいってください」と自信をのぞかせた。
撮影中のエピソードについて、神木さんは「長期で作品を撮ることはなかったのでプレッシャーはありましたが、現場は楽しかったです。ただ、対局中が大変で、正座をするわけなんですが、監督が長回しをするので足がしびれていつも本番が終わるとフラフラしていました」とコメント。これに対し、佐々木さんが「確かに撮影後2週間は足腰が痛かったです」と同意していた。
有村さんは「神木君と伊藤 英明さんと同じシーンが多かったのですが、撮影の合間に枕の下に何か忍ばせているなと思ってパッて見たらチョコレートが入っていて、神木君に食べていいよと言われました。お茶目な一面を見ました」と語った。
染谷さんは「楽しかったですが、1時間半特殊メイクをするので、皆さんに合ったら二海堂メイクになっていて、皆さんが帰るときも二海堂メイクなので、今日素顔が初めての方もいます」と述べた。
前田さんは「こんなに食べた映画はなかったです。僕は食べるふりをしたりしていたんですが、ももちゃん(新津さん)がリハーサルで食べちゃうんです。あと、実際の家を使ったので、狭くてスタッフが大変そうでした」とコメントした。新津さんは「撮影のご飯はとても美味しかったです」と話し、会場を和ませた。
倉科さんは「撮影の前に3姉妹でお泊り会をしたんです。スーパーに行って、ご飯作って、ももをお風呂に入れて、夜は本を読んで、楽しかったです」とコメント。神木さんは「3姉妹の空気があるので、現場でも3姉妹の空気に入れなかったです。確固たる3姉妹の絆がありました」と語った。
中村さんは「僕は基本2人で神木君とからむことが多かったんですが、いかに神木君を笑わせるかに命をかけてました。監督に怒られるまでは全力でやろうと。そんなシーンもあるので、箸休め程度に楽しんでいただければと思います」と述べた。
奥野さん「撮影の合間に胸元から砂糖を出して俺にくれて、それは俺だけにやっているんだろうと思っていたら、先ほど有村さんにもチョコレートをあげていると聞いて、ちょっと嫉妬します」とコメントし、会場の笑いを誘った。
最後に神木さんが「3月のライオンは、キャストやスタッフが魂を削った作品なので、心に残る映画になったらうれしいと思います」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。
3月のライオンは、17歳の将棋のプロ棋士・桐山 零と、彼をめぐる人々の終わりなき物語。原作ファンも、そうでない人もキャストやスタッフが魂を削った作品を観に、ぜひ劇場に足を運んでほしい。
作品概要
タイトル:3月のライオン
公開日時:【前編】3月18日(土) 【後編】4月22日(土)2部作連続・全国ロードショー
監督:大友 啓史
出演:神木 隆之介、有村 架純、倉科 カナ、染谷 将太、清原 果耶、佐々木 蔵之介、加瀬 亮、前田 吟、高橋 一生、岩松 了、斉木 しげる、中村 倫也、尾上 寛之、奥野 瑛太、甲本 雅裕、新津 ちせ、板谷 由夏、伊藤 英明、豊川 悦司
原作:「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
脚本:岩下 悠子、渡部 亮平、大友 啓史
前編主題歌:ぼくのりりっくのぼうよみ「Be Noble」(コネクトーン)
後篇主題歌:藤原さくら「春の歌」(スピードスターレコーズ)
配給:東宝=アスミック・エース
ストーリー
闘う、愛したい、生きる――17歳の将棋のプロ棋士・桐山零と、彼をめぐる人々の終わりなき冒険の物語。
中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士、桐山 零(きりやま れい)。彼は、幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、来る日も来る日も、すがりつくように将棋を指し続けた。そんなある日、零は同じ下町に住む三姉妹・川本あかり、ひなた、モモと出会う。それは、将棋盤以外の“自分の居場所”との出会いでもあった…。激しい才能と激情がうごめく棋士たちの生きる将棋の世界と、陽だまりのような川本家の食卓。数々の対局とあたたかな人々との交流を通じ、零は棋士として、人として、ある覚悟を決めていく――。
©2017 映画「3月のライオン」製作委員会