GFKジャパンが21日発表した「2016年家電・IT市場の販売動向」によると、2016年の家電小売市場規模は、前年比1.5%減の7兆円となった。このうちインターネット通販は8400億円で、全体の構成比は同0.5ポイント増の12.1%だった。
同調査は、全国の有力家電・IT取扱店(家電量販店、総合量販店、ネット通販など)からPOSデータなどを収集し、統計的な手法で全国市場規模に拡大したもの。
携帯電話市場は、同3%減の3010万台。スマートフォンは同1%増の2570万台で、携帯電話販売の85%を占めた。スマホのうち5%がSIMフリースマートフォンだった。
IT・オフィス市場は、パソコンが同1%減の1100万台、タブレット端末が同6%減の690万台、プリンター・複合機は同9%減の520万台となった。
イメージング市場では、デジタルカメラが同25%減の380万台だった。生活家電市場は、販売数量では前年を下回ったが、平均価格の上昇で金額ベースでは成長を維持した。冷蔵庫は同2%減の430万台と、ここ数年で最も低い水準となった。洗濯機は前年並みの480万台、エアコンは同3%増の790万台、掃除機は同3%減の830万台となった。