ASCII倶楽部で連載中の「恥よ! 墓へ!」でおなじみ、ライター・古田雄介氏によるトークイベント「恥しいデジタル遺品を隠しきる作戦会議」が、オリオスペックで開催された。
誰しもが持っているPCやスマホ、オンラインなどにある「見られたくないファイル」。それらデジタル遺品を、いかにうまく隠しきるか。ハードウェア対策やオンライン上のデータ管理など実践的な方法を伝授。葬儀屋で勤務経験のある古田氏だからこそ知る、遺族の気持ちや遺品に対する興味などが赤裸々に語られた。
質疑応答では、遺族としてどこまで故人のPCに踏み込んでいいのか、それは不正アクセス禁止法に抵触しないのか? など、法律に関わる難しい質問があった。
また、一定期間アクセスしないと自動的にファイルを消してくれるソフトの長所と短所、クラウドサービスに“人様にお見せできない、やんごとなきファイル”をアップするとAIの監視にひっかかり、最悪逮捕される可能性があるなど、ファイルを隠す側の注意点なども語られた。
デジタル遺品に本格的に興味を持った人は、3月4日にアクセア東京・半蔵門第1会議室で開催される「第1回デジタル遺品を考えるシンポジウム」に参加するといいだろう。