総務省が7日発表した「家計消費状況調査」2016年12月分(速報)によると、1世帯(二人以上)の16年12月のネットショッピング支出額は、前年同月比11.1%増の1万420円となった。支出総額に占める割合は同0.3ポイント増の3%だった。
ネットショッピング利用世帯の割合は、同3ポイント増の31.6%。ネットショッピング利用1世帯の支出額は、同0.6%増の3万3014円となった。
支出額では、トップが「食料」で1772円(同18.1%増)、2位が「旅行関連費」で1509円(同0.9%増)、3位が「衣類・履物」で1115円(同19.2%増)だった。
増減率では、トップが「化粧品」(同33%増)で、2位が「衣類・履物」(同19.2%増)で、3位が「食料」(同18.1%増)となった。「健康食品」は増減なしだった。
マイナスは、「保険」(同20.2%減)、「自動車等関連用品」(同8.3%減)、「保健・医療」(同3.2%減)で、その他の項目はすべて前年同期を上回った。
12月はおせち料理などの需要が高くなったことで、「食料」が支出額で1位・増減率で3位に入った。また、通販各社が年末セールなどで冬物のアパレル商品のセールを実施したこともあり、「衣類・履物」が支出額で3位・増減率で2位に上昇したと見られる。